お笑い芸人養成ーECC−

■お笑い芸人養成

 

将来は漫才師? 全国で英会話教室などを展開する「ECC」(総本部・大阪市浪速区)が
来月、お笑いタレント養成スクールを同市北区に開校

外国語教育のイメージが強いECCだが、外国語教室の競争が激化しており、多角化戦略
として新分野に進出。
吉本興業、松竹芸能の二大巨頭が君臨する関西のお笑い界に新風を巻き起こせるか−。



月亭可朝さんらお笑いタレント約50組を抱える「ケーエープロダクション」(同市阿倍野区)が協力。

ヨガや落語などの講座を行う北区中崎西のECCアーティストカレッジ梅田校で、
10月16日から定員50人でスタートさせる。

英会話の授業も取り入れ、関西お笑い界だけでなく国際舞台での活躍も視野に入れる。
卒業試験に合格すれば「ケーエープロダクション」と契約をし、お笑いタレントとしての道を歩む。
年間10組前後を目標としているが、不合格でも就職先としてナレーターや営業職など、話芸を
生かせる職種を中心に紹介するという。

「ケーエープロダクション」は、自前の養成所を持っていなかった、またECCはプロダクションを
探していた。こんな双方の思惑がうまく働いたようだ。
田中宏治さんは「ECCの硬派路線と、うちの軟派路線を融合させ、かつてない芸人養成所を
つくりたい。 3年後にはスターを生み出せれば」と意気込んでいる。